野村アセットマネジメントが21日に新規設定した「ウエリントン・企業価値共創世界株ファンド Bコース」は、当初設定額で304億円を集めた。今年新規設定した国内公募投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)で6番目の大きさ。
同時に設定した「Aコース」は、米ドル売り・円買いの為替取引をする。こちらの当初設定額は32億円となり、2本で合計336億円の資金が集まった。販売会社は野村証券1社。
両ファンドは新興国を含む世界の企業のうち、長期的に稼ぐ力を持ち、優れたスチュワードシップを実践できる企業に投資する。2023年4月末時点の参考ポートフォリオによると、主な投資先企業の業種は金融や情報技術、ヘルスケアなど。組み入れ上位には米マイクロソフトやスイスの製薬大手ノバルティス、米クレジットカード大手のビザなどが名を連ねる。