【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】4日の東京外国為替市場で円相場が下落している。米経済指標に振り回された前週は円が上下動を繰り返したため、相場の流れに乗って利益を得ようとする多くの投機資金にとって受難の週だった。投機取引の「共倒れ」は、仕掛け的な動きで相場が揺さぶられるリスクを低減させる。変動率が今後も低位で安定すれば、金利差に従って緩やかに流れるマネーの存在感が高まりやすい。
前週のハイライトは8月29~30日と9月1日。弱いと受け止められた米雇用指標や月末要因を背景に円買い・ドル売りが加速した後、そう間を置かずに円安・ドル高に戻った。8月29~30日の円は高値の1ドル...

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