【NQNロンドン=菊池亜矢】9月14日の欧州中央銀行(ECB)理事会を巡り、市場の見方は据え置きか、利上げか、まだ定まらない。ユーロ圏のインフレ動向は利上げを正当化する一方で、景気見通しは悪化しており、追加利上げが時間差を伴って必要以上に経済の減速をもたらす可能性があるためだ。もっとも、どちらに転んでも利上げサイクルは最終局面を迎え、インフレ基調の鈍化がはっきりするまではECBが金融引き締めの旗を降ろさないという見方で一致する。
■景気見通し悪化、企業の利払い負担も急増
据え置きを見込む理由に挙がるのが、ユーロ圏の景気見通しの悪化だ。8月の購買担当者景気指数(PMI)は製造業の弱さが続い...
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