QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証スタンダードに10月3日新規上場する、ニッポンインシュア（5843）の概要を紹介します。

賃貸住宅の連帯保証人を肩代わり、単身世帯の増加に対応

賃貸住宅などの家賃債務の保証サービスを中心に手がける。連帯保証人を見つけられない状況にある入居希望者の保証人を肩代わりし、保証料を受け取るビジネスモデルだ。同社が入居者と不動産管理会社の間に入ることで入居者は部屋を借りやすくなり、物件所有者や管理会社は部屋を貸しやすい環境をつくれる。

基本プランでは入居者から月額賃料総額の0.5カ月分（最低２万円）の初回保証料をもらい保証を引き受ける。１年ごとの更新では更新保証料１万円を受領する。入居者が孤独死した場合に原状回復費用を保証するものや、24時間見守りサービスが付帯したものなど様々なプランがある。入居者の家賃滞納時には同社が不動産管理会社に代位弁済する。

少子高齢化や生涯未婚率の上昇、非正規労働者の増加を背景に単身世帯が増えており、こうしたサービスの需要は伸びると見込んでいる。介護施設の入所者や医療機関への入院患者が支払う費用の連帯保証人を引き受けるサービスも展開している。

そのほかカーブスジャパンのフィットネス施設とWASHハウス（6537）のコインランドリーチェーンのフランチャイズに加盟し、福岡県内でそれぞれ６店、４店を運営する。

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