【日経QUICKニュース(NQN) 田中俊行】日銀の植田和男総裁が賃金と物価の「好循環」に向けた期待をにじませている。大阪経済4団体共催懇談会では企業の賃金や販売価格の設定について「一部に従来よりも前向きで積極的な動きがみられ始めている」などと語った。一方で先行きの不確実性は大きいとも強調するなどさらなる政策修正への言質を与えず、市場では慎重なトーンとの評価もある。
植田総裁は9月25日、大阪市で開かれた経済団体との懇談会に出席した。賃金上昇を伴う形での2%の物価目標に関し、持続的・安定的な実現が「見通せる状況には至っていない」と説明。そのうえで「現在のイールドカーブ・コントロール(長短金利...
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