【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で米ドル需要が衰えない。米景気が金融引き締めに耐えて軟着陸できるとの思惑が需要の強さの一因ながら、事はそう単純ではない。このところ目立つのは、米ドル以外の通貨の売り材料の多さだ。もともと不人気だった日本の円や中国の人民元だけでなく、ユーロなど欧州の主要通貨も加わっている。
前週、スイスと英国の中央銀行が政策金利の据え置きを決めた余韻はまだ消えていない。両国とも物価次第で追加利上げに動く可能性は残るものの、市場参加者の間に「欧州のインフレや金融引き締めの耐性は相対的に弱い」との警戒感を呼び起こした。米国経済にしても長期金利上...

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