【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で円安・ドル高傾向が続いている。日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感から心理的節目の1ドル=150円を探る動きは極めて緩やかで、「過度の変動阻止」を掲げる当局にとっては悩ましい状況だ。だが、介入以外に円安を止められる要素が乏しい構図は変わっていない。市場では「日本政府がこのまま手をこまねいていると日本からのキャピタルフライト(資金逃避)が加速しかねない」との観測がじわりと広がっている。
足元で主に進んでいるのは「米ドル高」だ。欧州通貨安・米ドル高の進行に加え、スイスと英国の利上げ停止の影響を受けて円は対ユーロなどでは...

有料会員限定記事
-
POINT 01全記事(15,000本)が
読み放題 -
POINT 02金融市場関係者の
注目ニュース
ランキングが見られる -
POINT 03過去20期分の
業績データを
ダウンロードできる -
POINT 04企業の公開情報を
メール通知 -
POINT 05アナリストの予想や
指標を使った
銘柄発掘ツールが使える -
POINT 06セミナー動画が
見放題