QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに10月17日新規上場する、ケイファーマ(4896)の概要を紹介します。
慶大発ベンチャー、iPS細胞用いALS治療薬など開発
慶応義塾大学医学部発のベンチャー企業として2016年11月に設立。全身の筋肉が衰えるALS(筋萎縮性側索硬化症)など有効な治療法が確立していない神経難病を対象とした医薬品や再生医療等製品の研究開発を手掛ける。取締役でもある慶大医学部の岡野栄之教授、中村雅也教授の研究成果を活用している。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用した「iPS創薬事業」と、脊髄損傷などの神経損傷部位に移植する再生医療等製品を開発する「再生医療事業」が二本柱。
iPS創薬事業ではALSや前頭側頭型認知症(FTD)、ハンチントン病(HD)などを対象とした計6つの開発パイプライン(新薬候補群)を抱える。ALS治療薬候補については2023年3月にアルフレッサファーマと日本国内での開発権・製造販売権の許諾契約を結んだ。
再生医療事業では脊髄損傷や脳梗塞などを対象とした5つのパイプラインを持つ。脊髄が損傷してから約4週間以内の亜急性期の患者を対象とした研究開発を優先して進めている。
共同研究契約やライセンス契約の締結時に受け取る一時金のほか、研究開発の目標達成に応じて受け取るマイルストーン収入、実用化した場合に販売金額の一部を受け取るロイヤルティー収入などが収益源となる。
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