【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で円売り・ドル買いのモメンタム(勢い)が弱まっている。10月6日発表の9月の米雇用統計で雇用者数が大きく伸びたが、円売りは盛り上がりを欠いた。中東情勢の緊迫化などで米金利の先高観が後退するとあっさりと円の買い戻しに傾いた。日本の通貨政策を巡る当局者の発言や3日以降の値動きに投機筋が疑心暗鬼を高め、取引の腰が引けた姿が透ける。
米雇用統計の発表後につけた円の安値は1ドル=149円54銭だった。日本の3連休明けの10日朝は148円台前半まで上げている。3日に年初来安値の150円10銭台まで下げた直後、147円台前半まで急伸した衝撃...

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