【日経QUICKニュース(NQN)】セブン&アイ・ホールディングス(3382)の井阪隆一社長は12日に開いた2023年3~8月期の決算説明会で、今後の成長戦略について「国内事業では商品に磨きをかけることに時間をかけたい」と語った。海外事業については「バリューチェーンの強化に加え、利益率の改善に向けプライベートブランド(PB)商品を積極的に投入する方針」と述べた。
■3~8月期、営業益3%増 国内コンビニ伸びる
同日に発表した2023年3~8月期の連結決算は、営業利益が前年同期比3%増の2411億円だった。ガソリン価格の下落を受けて海外コンビニ事業の売り上げは減少したが、国内のコンビニ事業での売り上げ増加や採算改善が寄与した。売上高にあたる営業収益は同2%減の5兆5470億円だった。
24年2月期(今期)の連結営業利益は前期比4%増の5250億円になる見通し。今期の売上高にあたる営業収益は同3%減の11兆4320億円になりそう。