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米国のCPIに楽観的になれる理由（市川眞一 政治と経済、市場を読む）
「インフレの統計はFRBに勝利宣言をさせず」（ウォール・ストリート・ジャーナル電子版）
「9月、米国のインフレは予想を上回る」（フィナンシャル・タイムズ電子版）
12日、米国労働省が発表した9月の消費者物価（CPI）は、総合指数が前年同月比3.7％上昇であり、市場予想の3.6％を0.1％ポイント上回った。エネルギー、食品を除くコア指数は市場のコンセンサス通り同4.1％の上昇だ。
おおむね想定の範囲内だったはずなのだが、インフレの鎮静化を期待していたマーケットにはインパクトがあったようで、30年国債の入札が不調に終わったこともあり、10年国債の利回りは再び4.70％台となっている。
CP...
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