【日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一】「こんな株式市場に誰がした」。これは、日本経済新聞の名物記者だった前田昌孝氏が2003年に執筆した本のタイトルだ。当時の日本の株式市場はITバブル崩壊や不良債権問題で長く低迷。「なぜ投資家を大事に育てる市場を作れないのか」という問題意識から生まれた本だ。そのメッセージは現在でも重く響くと感じるのは、私だけだろうか。
日本株の下げが加速している。国内のインフレ期待が上がらず、名目長期金利が上がっている。つまり実質長期金利が上がっているためだ。現在の実質金利の水準はマイナス0.4%と5月中旬ごろと同じ水準だ。当時の日経平均株価は2万9...
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