【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇ジェフ・ベゾス氏が投資、グーグルに挑む新興AI検索
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は4日、米新興企業Perplexity(パープレクシティ)がグーグルの独占するウェブ検索のシェア獲得に挑んでいると報じた。サンフランシスコの共同オフィスを拠点に2年前に創業、従業員は40人未満ながらAIを使った検索サービスを月間1000万人が利用しているとしている。ジェフ・ベゾス氏やテクノロジー企業幹部らが7400万ドル(約107億円)を投資、企業価値は5億2000万ドル(約750億円)に達したと伝えた。
(https://www.wsj.com/tech/ai/jeff-bezos-bets-on-a-google-challenger-using-ai-to-try-to-upend-internet-search-0859bda6?mod=hp_lead_pos5)
◇グーグルがクッキー全面廃止へ、広告業界は対応追いつかず
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は4日、米アルファベット傘下のグーグルがインターネット上で企業がユーザー行動を追跡するクッキーを全面廃止すると報じた。ブラウザー「クローム」利用者の1%に対するクッキーの制限を試験的に開始、年末までに全利用者に廃止するとしている。年間6000億ドル(約86兆7000億円)のオンライン広告業界にとって前例のない規模だが、準備はまったくできていないと伝えた。
(https://www.wsj.com/tech/google-is-finally-killing-cookies-advertisers-still-arent-ready-7582fcac?mod=hp_lead_pos2)
◇高すぎる、カルフールがペプシコ商品の販売停止
英フィナンシャル・タイムズ紙は4日、仏スーパー大手カルフールが米ペプシコの商品の価格が高すぎるとして販売を停止したと報じた。「価格上昇を受け入れられない」と顧客に説明、スナック菓子ドリトスや飲料の7UPなどペプシコ商品を棚から外したとしている。消費者のコスト増をめぐる食品メーカーと小売企業の対立を浮き彫りにしたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/acdb9c48-1a8b-40b5-8418-394be39067da)
◇ウォルグリーンズ株大幅下落、約50年ぶりに配当減
米CNBCは4日、米ドラッグストア大手ウォルグリーンズの株価が大幅下落したと報じた。第1四半期(2023年9~11月)決算は予想を上回ったものの、四半期配当を1株あたり48セントから25セントにほぼ半減したことが影響したとしている。配当減は約50年ぶりと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/01/04/walgreens-wba-earnings-q1-2024.html)
◇モービルアイ株急落、受注急減見通しで
米CNBCは4日、インテルが株式の過半数を保有する自動運転テクノロジーのモービルアイの株価が急落したと報じた。第1四半期(1~3月)の受注が急減する見通しと警告したとしている。サプライチェーン問題を受け顧客が半導体の在庫を積み上げ、過剰在庫になったと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/01/04/mobileye-shares-plunge-after-chipmaker-warns-of-order-pullback.html)
◇トランプ企業、大統領在任中に中国などから11.3憶円
米ワシントン・ポスト紙は4日、トランプ前大統領の在任中にトランプ氏が支配する企業が中国、サウジアラビア、カタールなど20カ国の政府高官から少なくとも780万ドル(約11億3000万円)を受け取っていたと報じた。下院監視・説明責任委員会の民主党議員がまとめたもので、憲法違反と報告書で主張したとしている。
(https://www.washingtonpost.com/politics/2024/01/04/report-trump-businesses-received-78-million-foreign-payments-during-presidency/)