【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇Apple Watch販売を再び禁止、米連邦控訴裁
米CNBCは17日、米連邦控訴裁判所が血中の酸素を測定する機能を搭載したApple Watch(アップルウオッチ)の米国での販売を再び禁止すると報じた。12月に数日にわたり禁止されており、米国市場で最新モデルの販売を続けるため血中酸素濃度測定の機能削除を強いられる可能性があるとしている。
(https://www.cnbc.com/2024/01/17/apple-again-banned-from-selling-watches-in-us-with-blood-oxygen-sensor.html)
◇中国の人口減が加速、出生数の下げ止まらず
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は17日、出生数の下げが止まらず、中国の人口の減少が加速したとトップ級で報じた。中国国家統計局によると、2023年末時点の人口は14億1000万人と、2022年の14億1200万人から減少したとしている。一人っ子政策が廃止されたが、出生数は約900万人で前年と比べ50万人超減ったと伝えた。
(https://www.wsj.com/world/china/chinas-population-decline-accelerated-last-year-a5096672?mod=hp_lead_pos1)
◇ハイブリッド車が絶好調、EV販売伸び悩む中
米ニューヨーク・タイムズ紙は17日、電気自動車(EV)販売が伸び悩む中、ハイブリッド車の売れ行きが好調だと報じた。業界のまとめでは、EVの昨年の米販売台数は前年比46%増の120万台で過去最高だったが、ハイブリッド車は65%増え120万台超で新車販売に占める割合が5.5%から8%に上がったとしている。EV購入を躊躇している消費者向けに、フォード、起亜、トヨタなどのメーカーがハイブリッド車の選択肢を拡大したと伝えた。
(https://www.nytimes.com/2024/01/17/business/hybrid-cars-electric-vehicles.html)
◇溶岩流れたハワイ島東部、安い住宅求める市民で活況
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は17日、火山噴火で溶岩が流れたハワイ島東部の不動産取引が活発だと報じた。2018年の噴火が700棟を超す住宅を飲み込み、多数の住民が影響を受けたプナ地区の住宅はハワイで最も注目されているとしている。物価が高いハワイでプナの安い住宅は魅力になっていると伝えた。
(https://www.wsj.com/real-estate/not-even-molten-lava-can-cool-this-hot-housing-market-471c6212?mod=hp_lead_pos7)
◇世界の株・国債が下落、中銀の早期利下げ期待後退で
英フィナンシャル・タイムズ紙は17日、ユーロ圏、英国、米国の中央銀行の早期利下げ期待が後退し世界の株式と債券が下落したと報じた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が利下げは春ではなく夏と予想、英国のインフレ率は10カ月ぶりに加速し、STOXX600とFTSE100は大幅下落したとしている。債券市場にも影響、売りが膨らみ英2年物国債利回りと米2年物国債利回りが大幅上昇したと伝えた。
(https://www.ft.com/content/3650273d-458e-4e02-929e-bbb3ac7c3a40)
◇スピリット株2日連続で急落、ジェットブルー株も大幅安
米CNBCは17日、米スピリット航空の株式が2日連続で急落したと報じた。米連邦裁がジェットブルー航空による買収計画を認めなかったことが影響、2日間で約60%値を下げたとしている。ジェットブルー株も大幅に下落したと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/01/17/spirit-airlines-jetblue-merger-shares-sink.html)
◇ビットコインETF、3日間で新規資金1290億円流入
英フィナンシャル・タイムズ紙は17日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETF(上場投資信託)に取引開始3日間で8億7100万ドル(約1290億円)の新規資金が流入したと報じた。ファンドをETFに転換したグレースケールから11億8000万ドル(約1750億円)の資金が流出、手数料の低いETFに移ったとしている。資金が最も多く流入したのは資産運用最大手ブラックロックのETFで、フィデリティが続いたと伝えた。
(https://www.ft.com/content/07ae8c61-4ba0-4364-b6be-2765f007a093)
◇米共和党大統領候補TV討論会を中止、ABCに続きCNNが
米ワシントン・ポスト紙は17日、ABCに続きCNNがニューハンプシャー州での共和党大統領候補のテレビ討論会を中止したと報じた。初戦のアイオワ州でトランプ前大統領が勝利、3位だったヘイリー元国連大使が討論会を辞退したことで、参加者がデサンティス・フロリダ州知事の1人だけになったとしている。
(https://www.washingtonpost.com/politics/2024/01/17/cnn-republican-debate-haley-trump/)