【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇ランボルギーニ似のEV、テスラ抜いたBYDが高級ブランド
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は22日、中国の比亜迪(BYD)がランボルギーを思い起こさせるデザインの電気自動車(EV)を発表したと報じた。Yangwang(ヤンワン)という新ブランドで、15万ドル(約2200万円)のスーパーカーや360度回転可能な水に浮くSUVを発売するとしている。安価なEVを揃え世界販売台数でテスラを抜いて首位になったBYDが、中国人ドライバーの望んでいた選択肢を提供すると伝えた。
(https://www.wsj.com/business/autos/a-lamborghini-style-ev-byd-goes-upmarket-to-outmaneuver-tesla-2b698578?mod=hp_lead_pos4)
◇アップル、ロシア当局に19億円超の罰金支払う
英フィナンシャル・タイムズ紙は22日、アップルがロシア連邦当局に11億8000万ルーブル(約19億8000万円)の罰金を支払ったと報じた。アップルが運営するアプリストアが独占禁止法に違反したと当局が発表したとしている。罰金はロシア連邦政府の予算として使われるとしている。
◇ラガルドECB総裁を酷評、ECB職員の調査で
ポリティコ欧州版は22日、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がECB職員から評価されていないことがわかったと報じた。職員らが加盟する労組の調査で、職員の50.6%が仕事ぶりを「ひどい」もしくは「極めてひどい」と評したとしている。前任のドラギ前総裁やトリシェ元総裁と対照的な結果で、職員の過半数は物価安定を達成できないと心配していたと伝えた。
(https://www.politico.eu/article/christine-lagarde-makes-poor-european-central-bank-staff-survey/)
◇ギリアド株急落、肺がん治療薬試験が不調
米CNBCは22日、米バイオ医薬品ギリアド・サイエンシズの株価が急落したと報じた。進行性肺がん治療薬の後期臨床試験で生存率の改善が認められなかったと発表したとしている。がん治療薬「トロデルヴィ」はギリアドのベストセラー薬で、臨床試験結果は打撃になったと伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/01/22/gilead-stock-falls-after-disappointing-lung-cancer-study-results.html)
◇トランプ氏関連銘柄が急伸、デサンティス氏撤退で
ロイター通信は22日、トランプ前大統領に関連する企業の株価が急伸したと報じた。特別買収目的会社(SPAC)デジタル・ワールド・アクイジションは急騰、保守系に人気の動画共有サイトのランブルも急上昇したとしている。フロリダ州のデサンティス知事が共和党大統領候補者選びから撤退、トランプ氏を支持したことが材料視されたと伝えた。
(https://www.reuters.com/markets/us/trump-linked-stocks-soar-after-desantis-throws-towel-2024-01-22/)
◇AIで選挙混乱、トランプ氏に影響も
米ワシントン・ポスト紙は22日、AI(人工知能)が生成したコンテンツによる選挙戦の混乱が増えていると報じた。トランプ前大統領の過去の複数の言い間違いで構成されたAI生成の選挙広告がFOXニュースで放送されたとしている。台湾総統選もAI生成動画で混乱するなど、世界の選挙戦で誤解を招いていると伝えた。
(https://www.washingtonpost.com/technology/2024/01/22/ai-deepfake-elections-politicians/)