【松島 新(米ロサンゼルス在住)】
◇米国の輸入相手国、メキシコが過去20年で初の中国超え
米ニューヨーク・タイムズ紙は7日、米国の2023年のメキシコからの財(モノ)の輸入額が過去20年で初めて中国を超えたと報じた。中国からの輸入額は前年比20%減で対中赤字は大幅に縮小、代わってメキシコ、欧州、韓国、インド、カナダ、ベトナムからの輸入が増えたとしている。世界の貿易パターンの変化を示していると伝えた。
(https://www.nytimes.com/2024/02/07/business/economy/united-states-china-mexico-trade.html)
◇落ちたヘッジファンド界の花形戦略、投資家資金22兆円流出
英フィナンシャル・タイムズ紙は6日、最も古くからあり知名度の高いヘッジファンド投資戦略の一つから過去5年で1500億ドル(約22兆2000億円)の投資家資金が流出したと報じた。いわゆる株式ロング・ショート・ファンドで、過去10年中9年のパフォーマンスが冴えなかったとしている。投資成績の悪さと資金流出は、タイガー・マネジメントのジュリアン・ロバートソン氏らスター・ファンドマネジャーが採用した戦略の凋落を示していると伝えた。
(https://www.ft.com/content/c5faea4b-2d35-43ac-a61f-54e1144f02e7)
◇富豪投資家アックマン氏、一般投資家向けに上場大型株ファンド
米CNBCは7日、ヘッジファンド、パーシング・スクエアの富豪投資家ビル・アックマン氏がニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場するファンドを立ち上げると報じた。12~24の大型株に投資するクローズド・エンド型ファンドで、最低投資額は設定しないとしている。一般投資家の知名度を生かしたもので、成功報酬はなく最初の1年は手数料をゼロにすると伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/02/07/billionaire-bill-ackman-to-open-a-nyse-listed-fund-for-regular-investors.html)
◇アップル、折りたためるiPhoneを開発中
テクノロジー系ニュースサイトの「ジ・インフォメーション」は7日、アップルが折り畳み式のiPhoneを開発中と報じた。事情筋によると、開発は初期段階で、今年と来年の量産計画はないとしている。発売すれば、iPhone史上最大のデザイン変更になると伝えた。
(https://www.theinformation.com/articles/apple-develops-a-foldable-clamshell-iphone)
◇今年65歳になる米国人は過去最多、アクティブで豊か
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は6日、今年65歳になる米国人は約410万人と過去最多を記録すると報じた。超党派政策センターのエコノミストの分析によると、増加傾向は2027年まで続くとしている。過去の65歳と比べライフスタイルはアクティブで、2022年の65~74歳の個人資産中央値は41万ドル(約6100万円)と2010年の28万2270ドル(約4180万円)より大幅に多いと伝えた。
(https://www.wsj.com/health/america-has-never-had-so-many-65-year-olds-theyre-redefining-the-milestone-4383e769)
◇スナップ株急落、弱いガイダンスで
米CNBCは7日、ソーシャル・メディア会社スナップの株価が急落したと報じた。第4四半期(10~12月)の決算の売上高が予想を下回り、弱いガイダンス(業績見通し)を発表したとしている。メタに比べ、広告収入の回復に苦慮していると伝えた。
(https://www.cnbc.com/2024/02/07/snap-stock-drops-30percent-after-revenue-miss-and-weak-guidance.html)
◇米国の住宅価格記録を更新、売り出し価格は437億円
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は7日、米国史上で最も高い住宅が売りに出されたと報じた。フロリダ州ネープルズの広さ約9エーカーの住宅で、売却希望価格は2億9500万ドル(約437億円)としている。1985年に土地と小屋を購入した後に時間をかけてビーチフロントの豪邸を建設した夫婦が死去し、家族が売りに出したと伝えた。
(https://www.wsj.com/real-estate/luxury-homes/americas-most-expensive-home-for-sale-naples-florida-81535a6b?mod=hp_lead_pos9)
◇ヘイリー米大統領候補、「いずれの候補でもない」に負ける
米ニューヨーク・タイムズ紙は7日、米大統領選の共和党候補者選びをめぐるネバダ州予備選でヘイリー元国連大使の獲得票が「いずれの候補者でもない」を下回ったと報じた。トランプ前大統領は予備選に参加せず、ヘイリー氏を除いて主要な候補者はいなかったとしている。
(https://www.nytimes.com/2024/02/07/us/politics/nikki-haley-nevada-primary.html)