政策転換に動きやすくなった日銀、株価に円高リスク
【QUICK Market Eyes 川内資子】８日発表の２月の米雇用統計は強弱まちまちの内容で、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が利下げを急がないとの市場の見方を大きく変える内容ではなかった。一方、日銀が18～19日に開く金融政策決定会合でマイナス金利解除に踏み切るとの観測が広がり、円相場は急ピッチで上昇している。マクロ環境と並んで需給面をみても円の上昇余地はまだありそうで、目先の日本株相場を揺らす可能性がある。
米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比27万5000人増とQUICK FactSet Workstationによる市場予想（20万人増）以上に増えたが、１月と昨年12月分が下方修正さ...
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