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三菱地所(8802) セグメント別には一部見直しも、全体としては前回の通期予想を維持

QUICK企業価値研究所アナリスト 細貝広孝(2024/03/14)

・サマリー
 24/3期通期の連結業績に関して企業価値研究所では、利益面で一部セグメント別に見直すが、全体としては営業収益1兆4600億円(前期比6%増)、営業利益2700億円(同9%減)の前回予想(23年12月)を維持する。続く25/3期および26/3期の見通しに関しては前回予想を維持。
 なお、24/3期3Q累計の連結業績は、営業収益が前年同期比2%増の9264億円、営業利益が同27%減の1468億円だった。

・アナリストの投資判断 ~さらなる株価上昇には投資回収などによる利益成長が肝要
 当研究所ではオフィス賃貸の堅調推移や物件売却の進捗などで26/3期の連結営業利益は23/3期実績を上回り、過去最高益の更新を予想しているが、足元の株価はそうした利益成長を織り込み、妥当な水準にあるとみている。今後、国内外における物件売却による投資回収が当研究所の想定以上に進むようなことがなければ、さらなる上値追いの展開とはなりにくいと考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

細貝 広孝

シニアアナリスト

建設・不動産・住宅・住設セクター担当


【プロフィール】
早稲田大学社会科学部卒業後、QUICKに入社。営業本部にてセルサイド・バイサイド向け営業、情報本部にてQUICKのオリジナルコンテンツである「QUICKデリバティブズコメント」プロジェクトの立ち上げなどに携わった後、03年にQBR(現QUICK企業価値研究所)に出向してアナリスト業務に従事。食品セクター、紙パセクターを担当し、現在は建設・不動産を中心としたセクターを担当。
訪問取材に加え、建設現場や住宅・マンション販売の現場、工場などに赴き、「現場の声」を聞き、「現場の温度」を感じながら企業分析・レポート作成に活かしている。


日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 建設・住宅・不動産専門部会 評価実施アナリスト


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