ジョン・メイナード・ケインズは1923年の著書「貨幣改革論」において、金本位制を”a barbarous relic(未開時代の遺物)”と酷評した。
第1次世界大戦下で金本位制は中断されたが、当時は1919年の米国を皮切りに主要国がすでに金本位制へ復帰していた時期だ。そうしたなか、ケインズは産出量に限界がある金を貨幣価値の基準とした場合、経済の成長に従って金価格(=通貨価値)が上昇、デフレになることを予見していた。
この金本位制を巡って、ケインズは時の英大蔵大臣であったウィンストン・チャーチルと大論争したのだが、大恐慌下でケインズの懸念は的中、1936年には有効需要の必要性を説いた「雇用・...
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