【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で「円キャリー取引」を手掛ける投資家に気迷いムードが生じている。16日の欧米市場で円相場は一時1ドル=154円79銭と約34年ぶり安値を更新し、節目の155円に迫った。2024年初めなど早い段階から、低金利の円を調達してドルなど高金利通貨に振り向ける「円キャリー」を積み上げていれば、金利だけでなく為替差益も十分に確保できそうだ。しかし、新規のキャリー構築は日本政府の円買い介入を意識するなら為替差損を被るリスクが大きい。
■キャリー勢は介入警戒の「肝試し相場」
仏ソシエテ・ジェネラルのキット・ジャックス氏は15日付のリポート...

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