【日経QUICKニュース(NQN)】米CNBCの著名コメンテーターのジム・クレイマー氏は米東部時間18日夕の番組で、米株式相場について「まだ底入れしていない」と指摘した。今は押し目買いを入れるのに正しい時期ではないと警鐘を鳴らした。
長期金利の上昇が昨年10月にピークアウトして以降、株式相場の先高観の高まりから下がった場面での押し目買いは正しい行動とされてきた。だが、クレイマー氏は「今は押し目買いに動くのは典型的な間違った行為だ」と強調した。アップルやテスラ、エヌビディアなど相場上昇をけん引してきた主要株が予測不可能なパターンで推移しており、相場が底入れしたと考えるべきではないと主張した。
多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は18日に5日続落した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測の後退で米長期金利は再び上昇し始め、過去最高値を更新し続けてきた米主要株価指数は上値の重さが目立ってきた。
日本株も売り玉を少し立てて様子見