【日経QUICKニュース(NQN)】米証券取引委員会(SEC)が米東部時間5月23日夕、主要な暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの現物で運用する上場投資信託(ETF)がニューヨーク証券取引所(NYSE)などで上場することを認めた。仮想通貨の取引を手掛ける企業が恩恵を受けるとの期待から、同日夕の時間外取引で関連銘柄が買われた。コインベース・グローバル(COIN)は終値を5%上回り、ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)は2%高となる場面があった。
NYSEやナスダック、シカゴ・オプション取引所(CBOE)などがイーサリアム運用の上場投資商品を取引できるようにする取引所規則の変更を提案し、SECが23日付で容認した。ブラックロックなど投資運用会社による上場申請については個別に審査するとみられる。すでに1月から米国ではビットコインETFが取引されている。