【日経QUICKニュース(NQN) 穂坂隆弘】長期金利の上昇が止まらない。28日の債券市場では指標となる新発10年物国債の利回りが前日を0.010%上回る1.035%に上昇(価格は下落)し、2012年4月以来およそ12年ぶりの高水準を連日で更新した。あと2週間半に迫った6月の日銀の金融政策決定会合で、国債購入の減額を巡り何らかの判断を示すのではないかとの思惑が投資家に国債売りを促している。
長期金利は5月に入りほぼ一本調子で上昇している。0.87%だった4月末時点を現時点で16.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回っており、月間の上昇幅が1.5bpだった3月、14.5bpだった...
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