【日経QUICKニュース(NQN)】ソフトバンク(SB、9434)は6月20日、都内で定時株主総会を開いた。宮川潤一社長は傘下のLINEヤフー(4689)と韓国ネット大手ネイバーの資本関係の見直しについて「現時点では合意に至っていない」と話した。「できる限りのことをしたい。協議を重ねていきたい」などと述べた。
LINEヤフーに64.4%を出資する中間持ち株会社には、ソフトバンクと韓国ネット大手ネイバーが折半出資している。総務省は情報漏洩問題を背景に、ソフトバンクに資本関係の見直しを要請していた。
同株主総会で、ソフトバンクの創業者である孫正義取締役は、SBの株価をめぐって「業績そのものを上げ続けることが一番大事だ」と話した。「株主の立場」としたうえで、増益を続けることで「(SBの)株価が上がっていくと確信している」と述べた。