追加利上げ見据える日銀「主な意見」、７月実施の決定打にはならず
【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ） 寺川秋花】日銀が追加利上げを見据えている。日銀が24日公表した６月の金融政策決定会合の「主な意見」では外国為替市場で進む円安に触れたうえで、物価上振れを条件に追加利上げを容認する声が出ていた。しかし、次回７月の会合では国債買い入れの減額計画を決める予定だ。日銀内でも金利急騰を警戒する声は根強く、購入減額とあわせて追加利上げが実施されるとの決定打にはなっていない。
日銀が公表した13～14日開催分の決定会合の「主な意見」では、政策委員から物価の上振れリスクに言及する声が目立った。「コストプッシュを背景とする第２ラウンドの価格転嫁によって物価が上振れる可能性」...
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