QUICK企業価値研究所アナリスト 原田大輔(2024/06/26)
・サマリー
NTTデータグループの企業調査レポートでのフォローを開始する。企業価値研究所では同社の業績について、旺盛なIT投資が続く日本での事業拡大、データセンター事業をはじめとする海外での成長、構造改革および事業統合の成果などにより、今後も増収、営業増益が続くと予想。純利益についてはデータセンター事業への積極的な投資による金融損益の悪化が重石となり短期的に伸び悩むと想定するが、金融損益の改善に向けたデータセンター資産の流動化に具体的な進展がみられれば、純利益の成長も加速しよう。
・アナリストの投資判断 ~短期的には上値の重い展開を予想
当研究所の25/3期予想をもとに算出したPERは24倍、26/3期予想では21倍と、NTT Ltd.を連結し財務状況が大きく変化した23/3期3Q以降(22年10月以降)の平均21倍と比べ割安感は乏しい。短期的には上値の重い展開が続くとみられるが、データセンター資産の流動化の具体的な進展などにより金融損益の大幅な改善に道筋がつけば、株価も上昇基調に転じると当研究所では考えている。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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