【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】東証株価指数(TOPIX)が7月4日、最高値を更新した。一方で日本円の対米ドル相場は37年半ぶりの安値に沈んでいる。円の購買力低下と引き換えの株高を素直に喜んでいいのだろうか。
「ソブリン(最高権威、国債や通貨など)売り・株式買い」が加速している。象徴的なのは海外投資家の日本国債売りだ。6月16~22日に中長期債を1兆6000億円あまり売り越した。3月以来の規模に膨らんだ。
通貨や国債はどんどん発行され、希薄化し、信用力が低下する。かたや株式は買い戻しが活発で、実質的に品薄化が進む。マネーがエクイティに引き寄せられるのは当然だ。いまの株...
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