【日経QUICKニュース(NQN) 田中俊行】個人消費の低迷が続いている。円安進行に伴う物価高が家計を圧迫しているためだ。政府は定額減税など物価高対策を講じるものの、新型コロナウイルス禍からの正常化に伴うペントアップ(先送り)需要は一巡しており、消費は盛り上がりを欠く。日銀は基調的な物価上昇率が徐々に高まるとして追加利上げを探るが、消費の弱さは高いハードルになりかねない。
総務省が5日発表した5月の家計調査によると、2人以上世帯の実質消費支出は前年同月比1.8%減と2カ月ぶりにマイナスだった。項目別では「食料」「教養娯楽サービス」の弱さが目立った。食料は価格上昇による買い控え、教養娯楽サービ...
-
POINT 01全記事(15,000本)が
読み放題 -
POINT 02金融市場関係者の
注目ニュース
ランキングが見られる -
POINT 03過去20期分の
業績データを
ダウンロードできる -
POINT 04企業の公開情報を
メール通知 -
POINT 05アナリストの予想や
指標を使った
銘柄発掘ツールが使える -
POINT 06セミナー動画が
見放題