【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で円安がモメンタム(勢い)を維持している。7月10日の欧米市場で円相場は一時1ドル=161円70銭台と3日につけた37年半ぶり安値である161円90銭台に迫った。節目の162円接近で日本政府・日銀による円買い為替介入への警戒感は再び高まっているものの、足元の円売りは日米などの株高と足並みをそろえたものだけに、株高に水を差しかねない介入は難しい面がある。
ここにきて円安のモメンタムが鮮明なのは対英ポンドだ。7月に入ると下げ足を速め、10日には1ポンド=207円台後半と約16年ぶりの安値をつけた。
対ドルや1999年の単一通貨ユー...
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