【日経QUICKニュース(NQN) 穂坂隆弘】日銀が今月末の金融政策決定会合で利上げに動くとの予想は後退している。変動金利と固定金利を交換するスワップ市場の金利をもとに市場参加者が予想する利上げ確率を計算すると、2割台まで低下してきた。6月末は5割近くへ高まっていた。外国為替市場で円相場が反発し、日銀の早期利上げ観測を遠ざけている。
日銀の政策金利でもある無担保コール翌日物金利(TONA)を変動金利とし、固定金利と交換するスワップ市場がOIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)市場だ。交換期間を7月の日銀会合から次の9月会合までとする「金融政策決定会合間取引」のOIS金利は17日1...
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