【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】24日の欧米外国為替市場で円相場が一段と上昇し、2カ月半ぶりに1ドル=153円台前半をつけた。米株安などで体力の落ちた投機筋は、日米金利差だけに着目した取引を続けられなくなってきた。改めて日米金融政策の方向性の違いに焦点が当たりやすくなっている。
金融政策の見通しに着目するトレード戦略は、利息収益を狙っていく「キャリー取引」と並んで存在感はもともと高い。焦点が当たるのはもっぱら米連邦準備理事会(FRB)の政策で、2022年の米利上げ局面における円安・ドル高加速など長期トレンドをけん引してきた。
日本の政策も重要ながら、22年終盤から金融緩...

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