7月の国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)の資金動向は、設定額から解約・償還額を差し引いて1兆8275億円の資金流入超過(QUICK資産運用研究所推計)となった。過去最高だった2007年3月(1兆8791億円)に次ぐ2番目の多さで、17年4カ月ぶりの高水準。
今年に入って毎月1兆円を超える資金流入が続いている。前の月(6月)の資金流入額は1兆5040億円だった。月間の資金流入額が1兆円を超えるのは7カ月連続。新NISA(少額投資非課税制度)などを活用した個人マネーの流入が続いて入ることに加え、7月は日本株が値下がりした局面で逆張り志向の投資家が押し目買いなどに動き、投信への資金流入の増加に寄与したとみられる。