【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場で円やドルが瞬時に下落する「フラッシュクラッシュ」が頻発している。前日までの世界的な株価急落などの想定外の事態に、値付け業務(マーケットメーク)を手掛けるコンピューターが混乱して取引に厚みがなくなったためだ。少し注文が偏っただけで値幅が大きくなり、長期の視点の投資家は怖くて手が出せない状況になっている。
「平時」でも損失覚悟の売買などに伴って値幅が大きくなることはあるものの、マーケットメークを担う高頻度取引(HFT)の高性能化で相場の変動率は抑えられてきた。だが、腰が引けてしまったHFTが機能しなくなれば、とたんに変動を抑えるも...

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