国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)は7日、設定額から解約額を差し引いて1609億円の資金流出超過(QUICK資産運用研究所の推計)となった。1000億円以上のまとまった資金流出は、新NISA(少額投資非課税制度)が始まってから初めて(図表1)。
今年1月4日から8月7日までの日々の資金動向を調べたところ、資金流出になったのはわずか3回(4月5日、7月8日、8月7日)。7月以降は推計値だが、今回の資金流出額が最も大きい。最近の株式相場や為替相場の乱高下を受けて、投資家が保有していた投信をあわてて売却に動いた可能性がある。
純資産総額(残高)の大きい主要ファンド(ETF、ラップ専用を除く)の8月7日の資金動向をみると、残高上位25位まで全てのファンドで資金流出だった(図表2)。新NISAで圧倒的な人気の「eMAXIS Slim」シリーズの「米国株式(S&P500)」は推計で226億円、「全世界株式(オール・カントリー)」(通称:オルカン)は78億円が流出した。新NISA開始以降、オルカンから日次ベースで1億円以上の資金が流出するのは初めて。