QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2024/09/04)
・サマリー
企業価値研究所は25/3期の連結営業利益予想を1兆2900億円→1兆3300億円(前期比10%増)に引き上げた。円安や一過性の利益がプラス要因となっているが、実質ベースではゲーム&ネットワークサービス(G&NS)の増額が大きい。1Q実績でネットワークサービスやソフトウェアの順調な進捗を確認したことから引き上げた。来期以降も上方修正し、連結営業増益のトレンドが続くとみている。なお25/3期1Qの連結営業利益は2791億円(前年同期比10%増)だった。
・アナリストの投資判断 ~G&NSの順調な進捗をポジティブに評価。株式相場全体をやや上回るパフォーマンスへ
当研究所では今後の株価について、株式相場全体の値動きをやや上回るパフォーマンスを想定している。1Q実績でG&NSを中心に順調な進捗を確認したため。今後の業績動向をみるうえでも同セグメントにおけるネットワークサービス、ソフトウェアの伸びはポジティブ。また会社側がパラマウント買収を明確に否定したことで、大型買収に伴う様々なリスクがなくなったこともポジティブな材料と考えられる。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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