【日経QUICKニュース(NQN) 穂坂隆弘】円相場が日銀の金融政策見通しに揺れている。国際金融の世界では「海外から独立した金融政策」「為替相場の安定」「国際資本移動の自由」の3つすべてを実現するのは不可能という「トリレンマ」の存在がよく知られる。海外とりわけ米国から独立した金融政策と自由な資本移動を選ぶ日本では、円相場の変動は不可避といえるだろう。
日銀の植田和男総裁は今月20日、金融政策決定会合後の記者会見で為替相場を金融政策の直接的な目標にするデメリットを問われ「それは結局のところ、物価コントロールができなくなることだと思う」と答えた。
大学教授だった植田氏は、さらに丁寧な解説を加え...
-
POINT 01全記事(15,000本)が
読み放題 -
POINT 02金融市場関係者の
注目ニュース
ランキングが見られる -
POINT 03過去20期分の
業績データを
ダウンロードできる -
POINT 04企業の公開情報を
メール通知 -
POINT 05アナリストの予想や
指標を使った
銘柄発掘ツールが使える -
POINT 06セミナー動画が
見放題