決算で急落のメルカリ株 米国事業「損益均衡」達成の険路（日本株ストラテジー）
【QUICK Market Eyes 永島奏子】決算発表翌日のメルカリ（4385）株に失望売りが広がった。11月５日発表した2024年７～９月期の連結決算（国際会計基準）は、市場が注目する国内フリマなどマーケットプレイス事業と米国事業の流通総額（ＧＭＶ）成長率が想定を下回った。赤字が続く米国事業は損益均衡（ブレークイーブン）を目標に掲げるが、なお道のりは険しい。
■注目指標のGMVが低調
24年７～９月期の売上高にあたる売上収益は前年同期比１％増の449億円だった。アナリスト予想の平均であるＱＵＩＣＫコンセンサスの469億円（６社平均、10月31日時点）を下回った。本業のもうけを示すコア営...
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