キャピタル・インターナショナルが運用する「キャピタル世界株式ファンド年2回決算(分配重視)」の純資産総額(残高)が初めて3000億円を突破した。5日時点の残高は3007億円。
同ファンドは新興国を含む世界の株式へ投資するアクティブ型(積極運用型)。2024年10月末時点での月次リポートによると、投資先は米国55.1%、フランス8.7%、英国5.2%と続く。組み入れ銘柄数は261で、組み入れ比率1位は米IT(情報技術)大手メタ・プラットフォームズ、2位は米マイクロソフト、3位は半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)だった。
新NISA(少額投資非課税制度)の「成長投資枠」対象ファンドで、年初来リターン(分配金再投資ベース)は26.49%。年初から12月5日までの資金流入額(推計値)は960億円と、好調な運用成績と資金流入が残高を押し上げた。「キャピタル世界株式」シリーズは為替ヘッジの有無や年決算回数が異なる9本を運用中で、「年2回決算(分配重視)」は2番目に残高が大きい。5日時点のシリーズ9本の合計残高は1兆4273億円にのぼる。