【日経QUICKニュース(NQN)】米アマゾン・ドット・コムは12月9日、会計ソフトの米インテュイットと複数年にわたって提携すると発表した。アマゾンのネット通販で取引する際に、個人などサードパーティー(外部)の販売業者がインテュイットの人工知能(AI)を用いた会計ソフトを利用できるようにする。米国内で2025年半ばにサービスを始め、対象を米国外にも広げていく計画だ。
提携によって販売業者はアマゾンのウェブサイトでインテュイットの会計ソフト「クイックブック」を利用できるようになる。クイックブックを使えば財務や在庫の管理がしやすくなり収益性の向上が見込めるほか、適格と判断された事業主はアマゾンの融資を受けることも可能だ。インテュイットは発表資料で「クイックブックを利用する企業は、利用しない企業よりも成功率が20ポイント高い」とコメントした。