【日経QUICKニュース(NQN)】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は12日に米連邦議会下院で証言し、インフレについて「目標値に戻すために大きな進歩を遂げたが、まだ完全に達成されていない」と述べた。そのうえで「引き続き経済に制約的な政策を維持したい」と語り、前日の上院での証言に同じく利下げを急がない姿勢を改めて示した。ロイター通信が日本時間13日に報じた。
12日発表の1月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.5%上昇と、上昇率はダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.3%)を上回った。前月(0.4%)と比べても伸びが加速。前年同月比では3.0%上昇と、市場予想(2.9%上昇)を上回った。物価の上昇圧力が依然として強いことを示した。