【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】米連邦準備理事会(FRB)の経済・金利見通しをきっかけに12月18日の米株が大きく下落した。ポイントは2つ。1つ目は「金融引き締め状態」が終わらず、ひょっとしたら今回の利下げが最後になる可能性。2つ目はFRBの見通しに、スタグフレーション(景気減速と物価高の併存)のリスクがにじんでいる点だ。企業業績や金利との対比で割高な米株は転換点を迎える。
FRBが今回示した政策金利見通し(ドットチャート)は2025年末が3.9%、26年末が3.4%、27年末が3.1%。一方、景気を熱しも冷やしもしない「中立金利」と考えられる長期の政策金利(ロンガーラ...

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