【NQNニューヨーク=戸部実華】米連邦準備理事会(FRB)は1月6日、バー金融監督担当副議長が同職を2月28日付で退任すると発表した。FRBの理事は2032年1月の任期満了まで続ける見通し。
FRBの発表によると、バー氏は「金融監督担当副議長の立場を巡る論争のリスクは我々の使命の妨げになる」と判断。「足元の環境では理事としての役割がより効果的に米国民に仕えることができると決めた」と説明した。バー氏は6日付の書簡でバイデン米大統領に辞任の意向を表明した。
かねてから規制緩和を進めたいトランプ次期米政権との摩擦が生じる可能性が取り沙汰されていた。昨年11月の米連邦議会下院の金融サービス委員会の公聴会では、バー氏は「任期をまっとうするつもりだ」と述べていた。トランプ氏が解任を迫った場合の対応などを巡って法律事務所に相談しているとロイター通信が12月に伝えていた。
バー氏は22年7月に金融監督担当の副議長に就任し、任期は26年7月までだった。後任が早期に決まれば、2月28日より前に同職を退く方針だという。