【NQNニューヨーク=戸部実華】米連邦準備理事会(FRB)は1月8日、2024年12月17~18日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。同会合で0.25%の追加利下げを決めたものの、議事要旨では参加者が金融緩和のペースを「鈍化するのが適切な水準またはそれに近い」とみていた。次期米政権の関税や移民政策などの影響を考慮して「ほぼすべての参加者がインフレ見通しの上振れリスクは増した」と判断していた。
多くの参加者は「現在の高い不確実性は(景気をふかしも冷やしもしない)中立の政策スタンスに向けて緩やかなアプローチを取ることを適切にしている」とみていた。大多数の参加者は足元の...
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