【日経QUICKニュース(NQN)】2月26日の東京株式市場でイオンが逆行高となった。午前に前日比133円(3.59%)高の3834円を付けた。26日は期末の配当・優待の権利付き最終売買日とあって、個人投資家を中心に権利取りの買いが入ったようだ。26日が中間配当の権利付き最終日のファストリ(9983)も高い。
三菱UFJeスマート証券の河合達憲チーフストラテジストは「相場全体が下落しておりエヌビディア決算を控えて手掛けられる銘柄が乏しいなか、権利取りの買いが意識されやすい地合いだ」と指摘。河合氏は、外国為替市場で円高傾向が続いている点を挙げ、小売業は円高進行による仕入れコスト抑制の恩恵を受けるとの見方も買いを誘ったと分析していた。