QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース FOMC開催、注目は政策金利見通し スケジュールなど関連情報まとめ【25年3月】

FOMC開催、注目は政策金利見通し スケジュールなど関連情報まとめ【25年3月】

記事公開日 2025/3/18 22:26 最終更新日 2025/3/18 22:26 米国・欧州 為替・金利 為替 FOMC 米政治 まとめ 経済イベント トランプ新政権 FRB

FOMC_gold text fomc or Federal Open Market Committee for business concept 3d rendering

今週の3月18~19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。米国の金融政策を決定するこの会合は、米国景気の先行き、ひいては世界経済にも影響する重大なイベントだ。1月に続き今回も金利据え置きが確実視されているが、今後の政策金利や経済見通しに関心が集まっている。この記事では、QUICK Money Worldの関連記事を中心にFOMCのスケジュールや市場の予想などを解説する。

FOMCとは?

Federal Open Market Committeeの略称で和訳は米国連邦公開市場委員会。米国の中央銀行ともいうべき米連邦準備理事会(FRB)が開く会合で、米国の金融政策やフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を決定する最高意思決定機関だ。 メンバーはFRBの理事や地区ごとの連邦準備銀行総裁で構成される。声明文はFOMCの最終日に、議事要旨は政策決定日(FOMC開催最終日)の3週間後に公表される。米国の金融政策は日本を含む世界の金融市場や経済動向にも影響するため、市場関係者の関心が非常に高い。

▶FOMCとは何か マーケットへの影響をわかりやすく解説、日程や予想もチェック

3月のFOMCは日本時間の、いつ開催される?

FOMCはアメリカ東部時間の3月18~19日に開催される。結果発表は19日午後2時(日本時間20日午前3時)で、その後、パウエル議長の会見が予定されている。

 

注目の事前予想は?

市場関係者の間では政策金利の据え置きが確実視されている。今回は利下げか据え置きかという結果よりも、今後の政策金利見通し(ドットチャート)に注目が集まっている。

市場では政策金利を4.25~4.50%で据え置くとの見方が根強い。声明文やパウエル議長の記者会見のほか、四半期ごとに公表する経済見通しとドットチャートに注目が集まる。

今週の米国株、上値重いか FOMCに注目(NY市場アウトルック)

「FedWatchツール」によれば、年内利下げ回数3回の確率が31%、2回は30%、1回は14%と、僅差ながら年3回が最有力視されている。S&P500が最高値を更新していた1カ月前は年1回利下げが最有力(3回が15%、2回が32%、1回が34%)だったが、トランプ関税に対する警戒感、マクロ統計の悪化、相場急落の影響などで大きく変化している。ドット・チャートは市場予想に配慮して年3回となるのか、従来通り2回継続となるのか注目されよう。

中銀ウィークで日米の金融政策に対する関心高まる(グローバルストラテジー)

読める記事がもっと充実!無料会員登録バナー

2月の米雇用統計の影響は?

2月の米雇用統計では米労働市場の減速が意識された。ただ、同日午後にパウエルFRB議長が講演で「失業率は低い水準を保っている」と話し、米経済と労働市場は引き続き堅調だと静観する姿勢を見せた。

雇用については「多くの指標は労働市場が堅調でおおむねバランスが均衡していることを示している」との認識を示した。7日朝に発表された2月の雇用統計では失業率が1月の4.0%から4.1%に上昇し、雇用者数の伸びは市場予想を下回っていた。同統計にも触れつつ「失業率は低い水準を保っている」と話した。

パウエルFRB議長、政策変更は「急がず」 関税などの影響見極め

ベージュブックの内容は?

ベージュブックとは、米国の連邦準備銀行がまとめた地域の経済状況を報告する文章のこと。FOMC開催の2週間前の水曜日に公表され、FOMCの討議資料となる。

金融用語集

米連邦準備理事会(FRB)は3月5日、全米12地区連銀が管轄する地域の経済情勢をまとめた米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表した。経済活動は「1月中旬以降わずかに上向いた」と総括した。全12地区のうち6地区が横ばい、4地区がゆるやか、あるいはわずかに拡大、2地区がわずかに縮小した。前回は「12地区でわずか、あるいは緩やかに伸びた」だった。トランプ米政権の関税政策や移民政策の影響を懸念する指摘もあった。

ベージュブック、経済「わずかに上向く」 関税や移民政策への懸念も

 

前回はどうだった?

前回1月のFOMCでは、FRBは政策金利の据え置きを決めた。参加者の多くは米経済の不確実性が高まっており、追加の政策調整には慎重なアプローチが適切とみていた。

米連邦準備理事会(FRB)は19日、1月28~29日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。同会合では4会合ぶりに政策金利の据え置きを決めた。議事要旨によると、参加者は貿易や移民政策の変更などに伴う「インフレ見通しの上振れリスク」を指摘。「政策金利の追加調整を決める前にインフレの一段の進展を見たい」として、不確実性が高まるなかで政策運営を慎重に進める姿勢を示した。

FOMC議事要旨 利下げには「インフレの進展見たい」 不確実性高まり慎重姿勢

 

気になる今後の見通しは?

市場では今後の利下げ観測がじわじわ高まっている。今後の見通しを据え置くことになれば市場は反応しそうだ。金融政策の変更について「急ぐ必要はない」と語っていたパウエル議長の会見内容も注目だ

19~20日はFRBが米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、ドットチャート(政策金利見通し)を公表する。前回12月の見通しでは25年内の利下げ回数を「2回」としていた。一方、米金利先物の値動きから市場が織り込む政策金利予想を推計する「Fedウォッチ」では17日早朝時点で「3回」との見方も相応に残っている。見通しが前回から据え置きとなれば円売り・ドル買いが出そうだ。

今週の円相場 一進一退、日米の金融政策見極め(FXストラテジー)

トランプ政権は市場を重視していない?

市場は関税政策や貿易摩擦による米景気悪化を懸念して変動率が高まっている。米国の政策は今後の相場にも大きく影響すると思われるが、トランプ大統領は相場動向をそれほど重要視しない発言をし、関税率はさらに上昇する可能性があると話している。

トランプ氏は足元で相場の変動率が高まっていることについて「いや、私は気にしていない」と答えた。「株式や債券などあらゆる資産を購入して大きな利益を得ようとしている人々もいると思う」とも話したという。トランプ氏は「我々の国を再建する必要がある」と強調し、最近の不安定な相場動向をそれほど重要視しない姿勢を示した。

トランプ氏は11日に米主要企業の経営者で構成する「ビジネス・ラウンドテーブル」の会合に出席し、経営陣に対し関税率はさらに上昇する可能性があるとして追加関税に備えるよう求めたという。

トランプ氏、米景気後退「全く予想しない」 市場混乱「気にしない」 米報道

FOMCの関連記事・ニュース

日米の中銀会合前に進む円安 投機筋の「戦線縮小」鮮明(FXストラテジー)

投機筋の円買い越し、最高更新 気になる買い建玉減少(FXストラテジー)

ブラックアウト・ルールとは? 中央銀行を巡る動きや投資家にとっての注意点を解説!

女性有料会員登録バナー


ニュース

ニュースがありません。

銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
8058
三菱商
2,829
+3.19%
2
1,296
+16.12%
3
10,030
+6.58%
4
1,360
+4.85%
5
63
+5%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
4438
Welby
404
+24.69%
2
1,608
+22.93%
3
884
+20.43%
4
1,460
+16.8%
5
1,296
+16.12%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
48
-12.72%
2
534
-12.45%
3
3823
WHYHOWDO
149
-11.83%
4
6844
新電元
2,353
-8.97%
5
387
-8.72%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
7011
三菱重
2,865.5
+2.48%
2
7012
川重
9,941
+1.95%
3
862
ー%
4
5,988
-3.38%
5
7013
IHI
11,790
+4.61%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる