【NQNニューヨーク=川上純平】米株式市場の参加者が不吉な予兆の出現に身構えている。多くの機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数に「死の交差」が迫っているためだ。米政権による関税政策で市場が大荒れとなるなか、相場の先安観がさらに強まりかねないと警戒されている。
S&P500種は4月11日に前日比95.31ポイント(1.80%)高の5363.36で終えた。トランプ米大統領による関税政策を巡る不透明感が強く、相場は変動率の大きい状態が続いている。足元では米国と中国の関税の応酬が経済活動を下押しするとの懸念が強く、同指数は昨年末の水準を9%ほど下回っている。
市場関係者が注視し...

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