QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース インフレが来る? 米CPI今夜発表 金利上昇加速も
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

インフレが来る? 米CPI今夜発表 金利上昇加速も

記事公開日 2018/2/14 09:17 最終更新日 2018/2/15 07:42 米国・欧州 米10年債利回り 米CPI 米長短金利スプレッド QUICK Market Eyes

米国発の金融・資本市場の動揺が続いている。起点となったのは、2月2日発表の1月の米雇用統計で、賃金の伸び率が市場予想以上に伸びたことだった。市場ではインフレ懸念が台頭。米10年債利回りは12日に2.9%レベルまで上昇し、その後も2.8%台で高止まりしている。

気になるのは米金利の長短スプレッドが拡大傾向にあることだ。将来のインフレを警戒して、ベンチマークの10年債利回りでみた長期金利が上昇する一方、FRBの金融政策の影響を受けやすい2年債利回りの上昇幅は限られている。インフレ進行に対し、FRBの利上げペースが遅れる「ビハインド・ザ・カーブ」を警戒した動きにもみえる。

FRBがインフレを抑えられないとマーケットがみれば、金利上昇は加速するおそれがある。目先の注目点は、日本時間14日午後10時30分に米労働省が発表する1月の米消費者物価指数(CPI)で、インフレ懸念がさらに高まるかどうかだ。

(チャートはQUICK FactSet Workstationより作成)

QUICK FactSet Workstationによれば、CPIの市場予想は前月比+0.3%(前回+0.1%)、コアCPIは+0.2%(同+0.3%)と見込まれている。前月比でモメンタムとしての物価上昇傾向が確認され、前年同月比で前月の+2.1%を上回る強めの数字が出た場合、FRBが「ビハインド・ザ・カーブ」に陥るとの懸念が広がるおそれがある。米長期金利の上昇が加速し、株式相場のかく乱要因になる可能性もありそうだ。

米消費者物価指数の前年同月比上昇(下落)率 ※米労働省ホームページより

(QUICKデリバティブズコメント)

※QUICKデリバティブズコメントで配信したニュースを再編集した記事です。トレーダーやディーラー、運用者の方々へ日経平均先物・オプション、債券現物、先物を中心に旬のマーケット情報をお伝えしています。ライター独自の分析に加え、証券会社や機関投資家など運用・調査部門への独自のネットワークから情報を収集し、ご提供しています。


ニュース

ニュースがありません。

銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
7012
川重
7,581
+1.66%
2
4,661
-1.04%
3
7,601
+12.49%
4
45,530
-2.04%
5
3,266
-7.4%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
4173
WACUL
375
+27.11%
2
401
+24.92%
3
430
+22.85%
4
899
+19.7%
5
85
+18.05%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
245
-17.5%
2
8918
ランド
6
-14.28%
3
627
-14.22%
4
2721
JHD
199
-13.47%
5
1,262
-9.46%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
7012
川重
7,581
+1.66%
2
7011
三菱重
2,484.5
-1.07%
3
19,615
-5.49%
4
8306
三菱UFJ
1,644.5
-3.88%
5
27,470
-0.41%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる