14日の東京外国為替市場で円の対ドル相場が正午すぎに急伸。一時1ドル=106円台後半と2016年11月以来、1年3カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けた。
ドル円の106円台突入に合わせ、日経平均ボラティリティ―・インデックス(VI、145)も33に乗せた。その後、ドル円が107円台に戻す場面では、日経平均VIも31近辺まで低下するなど、連動する動きになっている。
ドル円相場が、2017年9月8日につけた17年の円最高値(107円32銭)をあっさりと突破したため、「個人投資家は戦意喪失パターンに入ったかもしれない」(国内証券情報担当者)との声も漏れている。
(QUICKデリバティブズコメント)
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