22日の米国市場で恐怖指数のVIXは6.49%安の18.72と続落し、3日ぶりに20の大台を割り込んで終えた。一時は18.07まで下げて10%近い下落率を記録。終値ベースで米株式相場が急変した2日以来の低水準となった。
25日線(19.12)も下回り、市場心理の不安感の高まりが一服したことを示す展開だった。
<CBOTボラティリティ指数>
VIXの大幅安を受け、VIXのロング戦略に連動するiPath S&P500VIX短期ETNは1.21%安、レバレッジ型のProSharesウルトラVIX短期フューチャーETFは3.21%安となり、それぞれNYSE Arcaの売買高ランキングの上位で、商いを伴い軟調だった。
<iPath S&P500VIX短期ETN>
<ProSharesウルトラVIX短期フューチャーETF>
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