東証が26日に発表した4月3週(16~20日)の投資主体別売買動向 (東証、名証2市場の合計)によると、外国人投資家は現物で4週連続の買い越し。現物と先物(TOPIX、日経225ラージとミニ合計)を合わせた総額ベースは3週連続の買い越しとなった。3週合計での買い越し額は1兆4940億円に達する。
その一方で、個人は現物、信用ともに売り越しで、トータル(先物、現物の合計)で4週連続の売り越し。4週合計の売り越し額は7614億円に達した。外国人投資家の買いと、個人投資家の売りという構図が続いている。
この週の日経平均は上値追いの展開となり、4週連続の上昇となった。13日に米英仏軍がシリアのアサド政権へのミサイル攻撃を行ったが、軍事行動が拡大せず、中東情勢を巡る不透明感が後退したとの見方が広がった。また、日米首脳会談が無難に通過したことなどを背景に日経平均は約1カ月半ぶりに2万2000円の大台を回復した。(岩切清司)
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